宅建(宅地建物取引士)試験を独学で合格するには、テキスト、過去問の反復学習が必要不可欠です。
学習も終盤にさしかかり、過去問もある程度解けるようになったら、模試で本番環境に慣れておくことが大切です。
市販のおすすめ予想模試を紹介したいと思います。
予想模試が必要な理由
宅建独学の基本は、テキストと過去問の反復になりますが、合格を狙うには予想模試の学習も必要不可欠です。
その理由は2つあります。
宅建試験と同じ環境で、解答練習に慣れる
宅建試験は4肢択一式によるマークシートによる筆記試験で、2時間で50問(登録講習修了者は1時間50分で45問)を解答する必要があります。
今までは、過去問で分野別で解答練習してきたと思いますが、宅建試験は各分野から50問出題されます。
今までの学習の成果を時間制限内でフルに活用して、50問解答するというのは精神的にも疲れます。
50問の中には苦手な分野もあると思います。
いきなり宅建試験本番を迎えると、途中で苦手な分野の問題にはまり、焦ってしまうことが懸念されます。
解答練習に慣れていないと、本試験で実力が発揮されずに終わってしまうということにもなりかねません。
100%の実力を宅建試験で発揮するためには、模試学習は必要不可欠です。
模試で宅建試験本番環境に慣れることができる
模試で最新統計情報、法改正に対応
宅建試験では、過去に似たような問題、難易度が出題されるので過去問題の学習は必要です。
しかし宅建試験の出題の根拠となる法令は試験年の4月1日現在施行されているものです。
そのため過去問だけでは対応できません。
宅建では最新統計情報の問題が出題されます。また法改正もあるので、過去問で対応できない箇所を模試で対策しておくことが必要不可欠です。
模試で最新統計情報、法改正に対応できる
おすすめ宅建試験予想模試
宅建試験の市販のおすすめ予想模試を紹介したいと思います。
予想模試は1回分が試験と同じく50問で、数回分がセットになっています。
2020本試験をあてる TAC直前予想 宅建士
TAC宅建士講座が総力を挙げて本試験を予想する直前模試の決定版で、本試験形式の問題を3回分(1回50問、計150問)が収録されている。
3回の模試は、合格水準を35、36、37点の3段階に設定された予想模試となっている。
問題冊子は1回ごとに取り外せる「別冊式」で、本番と同じような解答練習ができる。
本書読者限定で分野別に予想論点のポイント解説と予想問題講義のWeb無料配信が視聴できる。
巻末付録として『直前つめこみBOOK』があり、これは試験ギリギリまで活用できおすすめである。
2020年版 出る順宅建士 当たる!直前予想模試
東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部 が予想する直前模試である。
何と4回分も収録されていて、お得感がある。
Web採点サービスでは、個人成績表や得点分布・設問別正解率が把握でき、本試験で合格するためには、これから何をすれば良いか理解ができる。
Web解説講義(全4回各60分)を利用することで、知識の定着に役に立つのでぜひ活用をおすすめしたい。
試験直前の最終確認として利用できる巻頭特集の 袋とじ「改正民法」& 最重要テーマ10もおすすめである。
宅建試験は予想模試で弱点をあぶり出せ
予想模試で出来が悪くても気にすることはない。宅建試験の学習を続けていれば、どうしても単調になりがちで中だるみもしてしまう。
むしろ今の自分のレベルが把握できた良い機会だったと前向きに考えた方が良い。
予想模試は、本番当日の自分の弱点をあぶり出すために活用するのである。
今の自分に足りない部分を、試験本番までに克服できれば必ず合格すると思う。
宅建試験本番での健闘をお祈りします。