社会保険労務士試験(社労士試験)とは

労働者
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社会保険労務士社労士)は、社会保険労務士法に基づいた国家資格者です。
社労士は、試験の合格等により社労士資格を有する者が、社会保険労務士名簿に登録を受けてなることができます。

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社労士の業務

社労士は、労働保険社会保険の専門家です。
労働関連法令や社会保障法令に基づく書類等の作成代行、帳簿書類等の作成、労務管理その他の労働及び社会保険に関する事項についての相談及び指導を行います。

社労士は、勤務社労士として会社で人事、労務、社会保険の専門家となる働き方の他に、独立開業して企業と顧問契約をする働き方もあります。

社労士試験の内容

試験会場

受験資格

社労士試験を受験するには、受験資格が必要なので注意が必要です。
主に
1.学歴
2.実務経験
3.厚生労働大臣の認めた国家試験合格
のいずれか一つを満たしていることが必要です。
受験申込み時には、受験資格を有している証明書を提出しなければなりません。

試験科目、方法と配点

試験科目選択式  計8科目
(配点)
択一式 計7科目
(配点)
労働基準法及び労働安全衛生法1問
(5点)
10問
(10点)
労働者災害補償保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
1問
(5点)
10問
(10点)
(徴収法3問含む)
雇用保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
1問
(5点)
10問
(10点)
(徴収法3問含む)
労務管理その他の労働に関する一般常識1問
(5点)
10問
(10点)
社会保険に関する一般常識1問
(5点)
健康保険法1問
(5点)
10問
(10点)
厚生年金保険法1問
(5点)
10問
(10点)
国民年金法1問
(5点)
10問
(10点)
合  計8問
(40点)
70問
(70点)

 

選択式 10:30~11:50(80分)
選択式・・・1問につき空欄が5つ、空欄に選択肢の中から1つ選択

択一式 13:20~16:50(210分)
択一式・・・5つの肢の中から、1つ選択(正しいもの、又は誤っているもの)

試験地

19都道府県(2018年度)です。試験会場まで遠い方は前泊が必要になります。

試験日

8月下旬の日曜日に設定

合格基準

合格基準点は、合格発表日に公表。
選択式試験及び択一式試験のそれぞれの総得点を満たし、かつ各科目とも最低必要な得点を満たす必要あり。

合格率(平成12年度~平成30年度)

2.6%(平成27年度)~10.6%(平成19年度)

勉強の仕方

テキスト

各科目間で類似項目が多いので、きちんと違いを理解することが大切です。
各科目の勉強が一通り終わったら、

雇用保険法と労働災害補償保険法

労働災害補償保険法と健康保険法

健康保険法と厚生年金保険法

厚生年金保険法と国民年金法

など、各科目間の横断学習をして整理することが大切になってきます。

労務管理その他労働に関する一般常識と社会保険に関する一般常識は、出題範囲が広くどこから出るか全く予想がつきません。
基本事項をおさえて、浅く広く学習して必要最低限の得点をクリアできるように勉強します。

合格するまでの勉強時間

一般に500~1000時間と言われています。但し、合格率が非常に低いので、再受験の方が多いと思われます。

社労士試験合格を目指す勉強法
社労士試験は合格率が近年5%程度であり、合格が難しい。試験では各科目の最低点の基準をクリアしなければ合格できないため、実力があっても必ずしも合格できるとは限らない。何度も落ち続けた知識?を整理して、社労士試験合格の勉強法を披露したいと思う。
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自己啓発で切り拓く