資格試験当日の失敗を防ぐ

失敗
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資格試験はぶっつけ本番ですので何が起きるかわかりません。
どんなことを心がければ、失敗せずに実力が発揮できるか考えてみたいと思います。

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受験票が到着時に確認すること

受験票は、受験案内書に記載されている日までに必ず届きます。

受験票は到着したらすぐに開封して、内容を確認します。

受験票が記載されている日までに未到着の場合、案内に記載されている問合せ先に連絡して再発行してもらう必要があります。

受験票に誤りがないか確認

受験票に記載されている内容(名前、カタカナ、生年月日、性別等)に間違いがないか確認します。

間違っていた場合の対応方法については受験案内書、又は受験票に記載がありますのでその指示に従います。

試験会場の確認

試験申込み時は希望試験地を記入しますが、受験票には決定された試験会場が記載されています。

試験会場を確認したら、自宅から試験会場までの道順や所要時間を調べます。

試験当日は試験開始前に注意事項説明があるので、試験開始の20~30分前に着席するように記載されています。また大学等広い施設で実施される場合には、教室まで時間がかかることも考えて、余裕を持って試験会場に到着するようにします。

大抵の試験日は日曜日に設定されています。試験会場が駅から離れた学校の場合、日曜日はバスの運行が少ない場合があるので注意が必要です。

場合によっては、試験会場の近くに前泊することも必要になります。他の受験生も同じように前泊しますので、ホテルが満室になることも考えられます。早めに宿泊先を決めて予約することが必要です。

試験当日の持ち物の準備

前もって、試験当日の持ち物を確認して早めに準備することが大切です。

受験票に証明写真を貼り付ける必要がある場合、早めに写真を準備して受験票に貼り付けておきます。貼付していない受験票を持ってきた人は、受験できないので注意が必要です。

また本人確認書類の持参が必要な場合もあります。前もってどの本人確認書類が有効になるのか確認しておきます。

試験によっては計算機の持ち込みが認められている場合がありますが、持込可能な計算機が限定される場合もあるので、早めに確認して準備しておきます。

筆記具のシャーペン、消しゴムは予備も準備しておきます。

試験前日に確認すること

確認する

試験会場までのスケジュール確認

試験当日は、交通機関の遅れや道に迷うことも考えられます。

試験会場に余裕をもって到着できるように、起床時間と自宅出発時間を決めます。

起床時間が早くて朝食の時間が取れない場合は、移動時間の合間、又は試験会場に到着してから食べることも考えます。

試験の持ち物確認

試験の持ち物を確認して準備します。

受験票に必要な持ち物が記載されていますので、確認しながらカバンに詰めます。

用意し忘れたものがあれば急いで準備します。筆記具はコンビニ、証明写真なら証明写真機設置場所に行けば間に合います。またシャーペンを使う人は、中にシャーペンの芯が十分あることを確認しておきましょう。

学習で慣れている参考書、問題集を数冊選んでカバンに入れておきます。

試験会場では空調が効かない、効き過ぎということもあるので、服装で適宜調整できるように準備します。
また汗っかきの人は、ハンカチを多めに持っていくように心がけます。

試験が一日の場合、昼食が必要になります。
大規模な試験では、当日午前中の試験終了後にコンビニで昼食を購入しようにも、会場が広くて移動時間が足りない、受験生がコンビニに集中して品切れということも考えられます。
自宅から昼食を持参する、又は試験当日に事前にコンビニに立ち寄って試験会場に向かうことも考えます。

試験当日、試験会場に遅れそうな場合タクシーを使うことも考えられますので、多めにお金を準備しておきます。

普段腕時計を使用しない人は、時計が正しい時刻になっているか確認しておきましょう。

試験当日の過ごし方

合格を目指す

試験当日は、持ち物を再度確認して早めに自宅を出発するように心がけましょう。

試験会場到着までにすること

自宅を出たら試験会場に真っすぐ向かいますが、途中で食事、飲み物を準備する人は、コンビニに立ち寄って購入します。

バス、電車の乗り間違い、道に迷う等は致命的な時間ロスになります。試験会場が土地勘のない場所なら、おかしいと思ったら恥ずかしがらずに周りの人に聞くことが大切です。
受験生風の人が歩いていても、違う試験がたまたま当日に実施されていることもありますので、ついて行くのは注意が必要です。

最寄りの駅から試験会場までバスで行く場合、駅を降りたらすぐにバス停に向かいます。バス停で大行列になることもあるからです。
また試験会場までバスで間に合わない場合、タクシーで試験会場に向かうことも考えます。近くに同じ試験の受験生がいたら、声をかけて割り勘でタクシーに乗車するのが良いでしょう。

試験会場に行く途中にコンビニを見つけたら、試験会場からどのくらいのところにあるか確認しておきます。

試験会場に到着したらすること

試験会場に到着したら、どこの建物、部屋で実施されるか案内板がありますので、受験票に記載されている受験番号と見比べて、確認して向かいます。場所がわからない場合は案内板近くに係員がいますので、聞けば良いでしょう。

試験が実施される部屋に入ったら、前の黒板等に受験番号順に座る席が記載されているので確認して座ります。机にも受験番号が紙で貼付されていますので、実際に受験番号と見比べて間違わないようにします。

試験開始前にすること

それぞれの試験科目の着席時間が受験票に記載されています。その時間までは好きな場所で持参した参考書、問題集に目を通します。またトイレも済ませておきます。

また試験科目の中には暗記力勝負の項目もあります。試験の緊張でど忘れしないように直前まで繰り返し確認しておきます。

着席時間の5分前頃には着席し、受験票、筆記具等の机上に置けるものを準備します。シャーペンの芯はスムーズに出るか確認しておきます。

試験開始前に注意事項の説明があり、問題用紙、答案用紙が配られます。

試験によっては試験開始前に係員の指示に従い、受験番号等を記載するケースもあります。記載したら答案用紙全体を再度確認して記入漏れがないか確認します。試験中の最後に再度見直そうとしても、時間がない場合もあるのでこの時間を使って再度見直しをしておきます。

試験開始までは少し時間があるので、その間に暗記している項目はど忘れしないように、ゆっくり頭の中で繰り返しておきます。

試験開始時刻は、係員の時計で実施されるので試験開始が告げられた時、自分の時計とどのくらいズレているのか確認します。

試験中に実施すること

 

マークシート

試験開始が告げられたら、慌てずに落ち着いて問題用紙を開きます。

試験によっては、試験開始とともに受験番号などを答案用紙に記載するケースもあります。受験番号などの記入ミスには十分注意します。

ど忘れそうな暗記項目があれば、1問目を解く前に問題用紙の余白に急いで書き出しておきます。もし試験中に運よく問題用紙に書き出した部分の問題が出題されていたら、それを見ながら解答するようにします。

そのあと、1問目から解いていきます。答案用紙に記入する時は、問題文番号と解答番号が同じであることを確認しながら記入します。

数問解いたら、時計で経過時間を確認して解いたペースをチェックし、遅いようなら意識的に少しスピードアップして解答するように心がけます。

試験中は時々時計に目をやりペース確認しながら、試験時間内に全問解答できるようにします。

択一問題の解き方

問題用紙に記入して凡ミス防止

択一問題は、選択肢の正しい、又は誤った選択肢を選択する問題です。
どの問題も選択肢が正しいか、誤っているかのどちらかを判断する必要があります。

誤った選択肢を選ぶ問題で、焦って正しい選択肢を記入してしまうという凡ミスをしないようにすることが大切です。

そのためには次のような工夫をします。

問題を読んで、正しいものはどれか、誤っているものはどれかという部分に筆記具で下線を引きます。
次に、先ほど引いた線の下に正しいものなら〇を、誤っているものなら×のマークをします。

そのあと、選択肢を個々に読んで、正しいと判断したら〇を、間違っていると判断したら×を、判断がつかない場合は△を、選択肢の記号の前にマークします。

最後に問題文の線の下が〇なら選択肢も〇のものを選び、×なら×のものを選びようにします。そして絞り込んだ選択肢にレ点をマークし答案用紙に記入するようにします。

わからない問題の対処方法

問題を解答している中で、どうしても選択肢が絞りきれない問題が出てきます。絞りきれない選択肢はもう一度ゆっくり読み直して、どこか間違っているところはないか、怪しいところはないか疑いの目で吟味して一つの選択肢を絞り込みます。

絞り込みが難しくてもとりあえず、候補の選択肢のどちらかを選びレ点のマークをして答案用紙に記入します。また問題文の前に?マークをしておきます。

この?マークは、最後まで解答した後にまた解答時間があったら再度見直す問題の印です。

わからなくても偶然に正解の可能性もあるので必ず選択肢の記号を記入します。

空白があると答案用紙のマーク番号がずれてしまうので、空白にして次の問題に進まないことが重要です。

最後の問題まで解答した後にすること

最後の問題まで解答した後は、残り時間を確認しながら、?記号をマークした自信のない問題を見直していくようにします。

再度問題を読み直すと、先ほどは気が付かなかったことに気がついて、正解の選択肢が絞れることもあります。

尚、社会保険労務士試験のように合格するためには、総得点だけでなく各科目とも最低必要な得点を満たす必要があるものもあります。その場合は自信のない問題が多い試験科目から見直すようにします。

また自信のない問題を見直した後、まだ時間があるようなら1問目から見直しを行います。

残り時間1分前になったらすること
残り時間1分前になった時に、まだ解答していない問題があればとりあえず適当に全問記号をマークするように心がけます。

その後問題用紙の広い余白に、答案用紙のマークした箇所の記号を書き写します。これは後から自己採点する時に便利だからです。
問題文にもマークしていると思いますが、どれを答案用紙にマークしたがわからないこともあるので、直接答案用紙のマークを書き写します。

試験時間が余った時

試験問題を全部解いて、更に納得するまで見直しをしても、まだ時間が残っていたということがあります。

試験終了時間まで席に座っていると、監督員が答案用紙を回収し、指示があるまで席を立つことができません。また一斉に受験生が退出するので混雑します。

試験終了時間まで座っているのもよいですが、思い切って退出してしまうのも一つの手です。大抵の試験では、試験開始後何分間か経過すれば終了時間10分程度前までは退出可能時間になっています。監督員に合図して答案用紙を回収してもらえれば退出できます。

早めに退出することで、次の試験の見直し時間も十分とることができ、また午前中最後の試験なら、早めに外出して近くのコンビニで昼食を購入して食事することもできます。

早めに退出するのも一つの有効な手段です。

試験当日は100%成果を出し切る

100%

試験当日は今まで勉強してきた成果を発揮する日です。しかし、慣れない場所に行き、慣れない雰囲気の中で試験を受けなければなりません。

試験会場に入れば、多くの受験生が本、ノートを開いて必死に勉強している光景が目に入ります。 思わず試験独特の重い雰囲気に呑まれてしまいそうになります。

しかし、大抵の試験の合格率は50%にも満たないものです。つまり周りの受験生も大半は落ちるので、他の受験生のことは気にする必要はありません。

また試験中は、自分はまだ半分も問題を解答していないのに、途中退席する人もいます。焦らずに、試験中は時計を確認しながら、自分のペースで解くことが重要です。

試験日は、自分がチャレンジするイベント日です。試験当日の過ごし方が合否の分かれ目になります。

貪欲に点数を狙うゲームであると考えて、試験日を思う存分楽しむつもりで臨めば、100%の実力が出し切れるのではないかと思います。

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自己啓発で切り拓く