みなさんは、毎日どのように暮らしていますか?
僕はサラリーマンで、特に裕福な暮らしをしているわけではありませんが、今のところ何とか暮らしていけています。
しかしこのままいくと、60歳で定年退職して家のローンが残るという状況になってしまいます。もしかしたら60歳になるよりずっと前に会社が倒産したり、クビになったりする可能性もゼロではありません。
だから、サラリーマンとして今までと同じように暮らしていけるのも最長で60歳までということになります。
しかしこの状況を受け入れたくないのが本音で、何もできずにもがき苦しんでいるのが現実です。
みなさんも、このような閉塞感に悩まされているのではないでしょうか?
この本は閉塞感から脱出するヒントが書かれている、おすすめの自己啓発本になります。
『迷路の外には何がある?』をおすすめしたわけとは
世の中は常に変化しています。
だから私たちも適応するために、変わらなければならないときがあります。
しかし頭ではわかっていても、自分を変えるということは、今までの自分を否定してしまう気がしてしまい躊躇してしまいます。また変わることの怖さもあります。
このように状況を打開することができず、もがき苦しんでいる私たちに生き方のヒントを与えてくれる本が、『迷路の外には何がある?』です。
『迷路の外には何がある?』はどんな本
作者はアメリカ合衆国の医学博士であり、心理学者であるスペンサー・ジョンソン氏で、遺作がこの『迷路の外には何がある?』です。
この本は全世界で累計2800万部の世界的大ベストセラーになった『チーズはどこへ消えた?』の続編になります。
『チーズはどこへ消えた?』の本の中身
二匹のネズミのスニッフとスカリーと二人の小人のヘムとホーが、いつも迷路でチーズを探しまわっていました。迷路の中を探しまわり、とうとうたくさんのチーズを発見したネズミ二匹と小人二人。
毎朝同じ場所でチーズを食べるのが日課になったある日、いつものようにその場所に行くと突然チーズが消えていた。
ネズミは状況が変わったから自分たちも変わることにし、新たな迷路に飛び出しチーズ探しに出かける。
小人は毎日チーズがそこに置いてあるのが当然のことと思い込んでいたので、事態が理解できずに途方にくれる日々。
事態の分析を行うが、またチーズが現れると考えて新たな行動を起こすことに躊躇してしまう。
そのうちチーズがない状態が続けばそれだけ事態が悪化することを悟ったホーが、恐怖心と戦いながら、新たな迷路に飛び出しチーズ探しに出かける。
単純な寓話でありながら、状況の変化にどのように対応すべきかを教えてくれる啓発本です。
続編の『迷路の外には何がある?』とは
この本は、『チーズはどこへ消えた?』の続編になります。
その場所に居残ることを選んだヘムは、その後どんな結果を迎えたのでしょうか?
ヘムは迷路の中は危険であり、薄暗いところもあるのでその場所から動くことは危険だと考えます。
ヘムが新たな仲間ホープとともに、迷路脱出法が簡単な寓話にまとめられています。
この本はこんな人におすすめ
世の中は絶えず変化している。そのため自分が今まで通りの生活を貫き通していても、安泰というわけにはいかない。
頭ではわかっているけれど、いざとなったら恐怖心から行動に移れない。それが人間の弱さである。
一歩踏み出す勇気の大切さを教えてくれるのが、前作の『チーズはどこへ消えた?』です。
そして今回紹介した『迷路の外には何がある?』は、変わる必要があるのに、変われない、変わることができないと悩む人におすすめの本です。
変わる必要があるのに、そう簡単には変われない…なぜなら、物の考え方が凝り固まっていて柔軟な考え方ができなくなっているからです。
中に書かれている寓話は、非常に簡単なストーリーで1時間もあれば読むことができます。
この本は私たちに既成概念からの脱出法を私たちに教えてくれる貴重な一冊です。