基本情報技術者試験の合否は、午後問題の出来次第だと思う。試験中出来なかった問題も、試験後ゆっくり解いてみると簡単だったりする。
制限時間のある試験本番で解答を導けるかが勝負だ。
午後問題で時間が足りない理由を考えてみる。
午後問題で時間が足りない理由
午前問題で試験時間の感覚が麻痺
午前問題は問題文も短く、過去問題をきっちり勉強していれば瞬時に解答できる問題が多い。
だから大抵の人は、午前問題は試験時間がたっぷり余ってしまう。
このような時間感覚が麻痺した状態で、午後問題に突入すると試験時間はたっぷりあると錯覚してしまう。
このような状態では、午後問題を解くペースが遅くなり時間が足りなくなってしまう。
制限時間内で問題を解く訓練をしていない
午後問題は数ページもある長文である。だから問題文を読み、設問を読み、再度問題文を読んでいたら、アッという間に時間が経過している。
午後問題の勉強はほとんどの人がしていると思うが、制限時間内に解答する訓練をしている人は意外と少ないと思う。
選択問題を全部読んで、選択問題を決めている
午後問題は午前より圧倒的に難しい。
だから選択問題は当日にやさしい問題を選びたいという気持ちになってしまう。
しかし、選択問題を全問読んで迷っているうちに時間が経過して、解く時間が無くなってしまう。
午後問題は事前にルーティンを決めておくことが重要
午後問題を試験当日ノープランで受験すると、時間が足りなくなる。どのように解くのか事前にルーティンを決めておくことが重要である。
問題文を早く読むことを意識する
試験日程が近づくと、過去問題で制限時間に解けるか確認してみるのが良いと思う。
過去問題は、情報処理推進機構(IPA)ホームページに掲載されているので、これで確認してみるのが良い。
大抵の人は、制限時間内に解くことは難しいと思う。
読む速度は、意識しないと普段通りのペースで問題を読んでしまう。
問題文を早く読む意識をするだけでも時間は短縮できるのだ。
問題文の前に、設問を読む
通常は問題文を読んでから、設問を読むと思う。しかし設問を読んだ後、更に再度問題文を読んで、時間を多くロスすることがある。
読む順番を入れ替えて設問を先に読んだ方が時間短縮になることもある。設問を先に読むことで、設問内容を意識して問題を読みことができるからだ。
試験前に訓練して、効果がありそうなら試験で試してみる価値はあると思う。
選択問題を事前に決めておく
問題文を読んでから選択問題を選ぶと、貴重な試験時間が大きくロスする。
そこで試験前に選択科目を決めておくのも一つの手だと思う。
目の前の問題を読んでから、選びたい気持ちを抑えて、試験前に決めるのは勇気がいることだ。しかしより簡単な試験問題選びに時間を費やすと、どんな問題でも制限時間内に解答することが難しくなるのだ。
午後問題は時間管理が大切
午後問題は長文で難問なので、試験に没頭するあまりに時間を忘れてしまうと致命的になる。
午後問題は、ゆっくり時間をかけると時間が足りなくなる。また焦って解くと、問題文の重要な箇所を見逃してしまい解けなくなってしまう。
問題が一つ終了したら、時計を見るようにして試験中の時間管理をすることが大切である。