平成30年度秋期の基本情報技術者試験の結果が情報処理推進機構(IPA)のホームページで掲載されている。
試験結果の得点分布も期間限定で掲載されていて、次回受験する人の参考になる。
基本情報技術者試験の過去10年間の合格率
平成30年度秋期の試験結果については、情報処理推進機構(IPA)ホームページの統計情報に掲載されている。
応募者数は82,347(平成30年度春期73,581)人、受験者数60,004(51,377)人、合格者数は13,723(14,829)人であり、合格率(合格者数/受験者数)は22.9(28.9)%であった。
基本情報処理技術者試験の過去10年間の合格率をみてみると、おおよそ受験者の4人に1人しか合格できない難しい試験であることがわかる。
平成21年度~平成30年度の基本情報処理試験合格率
試験年度 | 春期/秋期 | 合格率% (合格者数/受験者数) |
平成21年度 | 春期 | 27.4% (17,685/64,544) |
秋期 | 35.4% (28,270/79,829) | |
平成22年度 | 春期 | 22.2% (14,489/65,407) |
秋期 | 23.4% (17,129/73,242) | |
平成23年度 | 春期 | 24.7% (14,579/58,993) |
秋期 | 26.2% (15,569/59,505) | |
平成24年度 | 春期 | 23.7% (12,437/52,582) |
秋期 | 27.1% (15,987/58,905) | |
平成25年度 | 春期 | 23.0% (10,674/46,416) |
秋期 | 22.1% (12,274/55,426) | |
平成26年度 | 春期 | 23.9% (11,003/46,005)) |
秋期 | 23.6% (12,950/54,874) | |
平成27年度 | 春期 | 26.0% (12,174/46,874) |
秋期 | 25.6% (13,935/54,347) | |
平成28年度 | 春期 | 30.4% (13,418/44,184) |
秋期 | 23.6% (13,173/55,815) | |
平成29年度 | 春期 | 22.5% (10,975/48,875) |
秋期 | 21.8% (12,313/56,377) | |
平成30年度 | 春期 | 28.9% (14,829/51,377) |
秋期 | 22.9% (13,723/60,004) |
平成30年度秋期基本情報技術者試験の得点分布
平成30年度秋期基本情報技術者試験の得点分布は、平成31年3月下旬まで情報処理推進機構(IPA)のホームページに掲載していて、確認することができる。
得点分布状況は下記のようになっている。
基本情報技術者試験 得点分布
平成30年度秋期試験(平成30年11月21日現在)
得点 午前試験 午後試験 90点~100点 100 名 311名 80点~89点 2,002名 1,723名 70点~79点 7,261名 4,806名 60点~69点 12,012名 10,009名 50点~59点 12,681名 13,533名 40点~49点 10,519名 13,014名 30点~39点 5,913名 9,416名 20点~29点 1,432名 4,610名 10点~19点 60名 1,510名 0点~9点 5名 217名 合計 51,985名 59,149名 【注意事項】
欠席された方や監督員の指示に従わず退室を命じられた
方の「得点」はありません。Copyright © 2018 Information-technology Promotion Agency, Japan(IPA)
出典統計情報(情報処理推進機構(IPA))の平成30年度秋期の得点(評価ランク)分布(平成31年3月下旬まで掲載)基本情報技術者試験を加工して作成
基本情報技術者試験では、各時間区分(午前、午後)の得点がすべて基準点以上の場合に合格となる。
問題の難易差が認められない限り、基準点は60点である。
表から受験者数は午前51,985名で、午後59,149名で午後の方が7,164名も多い。この理由は、午前試験免除を利用して受験者の人数の影響が大きいと推定される。
得点分布表と合格者数から、
午前試験で60点以上の人は、21,375名
午後試験で60点以上の人は、16,849名
合格者数は、 13,723名
受験者数は午後試験の方が7,164名多いのに、午後試験で合格基準点を満足した人は、午前試験を満足した人より4,526名も少ないことがわかる。また午後試験で合格基準点を満足した人の、試験合格率は81%と高い。
このことから、基本情報技術者試験は午後問題をどう攻略するかが合格の鍵であるといえる。